【GM】セッション「蒼穹の~」開催

5月25日・26日の2夜連続で「ソード・ワールドRPG」のオンラインセッションを開催しました。

この記事はその感想です。

リテイクするにしても1年か2年は先だと思いますが、一応隠しておきます。

 

なおアンブロシアは、この記事やセッションログを読んでしまった場合でも、何食わぬ顔で参加希望を出せて、知らないフリしながら楽しんでプレイできる方であればリテイクへの参加はきっぱり問題なし、という方針でございます。そこんとこよろしく。

 

 

今回のシナリオネタはまず魔剣です。報酬の。

今まで「洒落娘」ベルサリアという女性の魔術師の作成したアイテムを何度か報酬に出したのですが、このベルサリアブランドはやたらとキラキラしているというか、いかにも女性が作った印象のデザインばかりだったので、それとは趣の違う魔剣、どちらかというと男の子っぽい感じの格好良い魔剣を出したいなあと。

で、眼の覚めるようなブルーの刀身に翼のデザインと、ちょっとコンピュータRPGに出てくる勇者の剣みたいなデザインを考えました。

そしてこういうデザインの魔剣を作っちゃう魔力付与者ってどんな人だろうと考えて出てきたのが「翼に焦がれし」という二つ名。この段階ではフォイボスという名前はなく、二つ名だけでした。

「翼に焦がれし」というくらいだから飛行モンスターの専門家か何かかなーと考えて、飛ぶモンスターということは決まり。

せっかくなので飛行能力を生かした舞台にしよう&「翼に焦がれし」って二つ名の由来も演出で入れておこうとあのようなロケーションのダンジョンになり。

普通にダンジョンアタックさせただけでは報酬上限をさくっと突破してしまうので、低レベルのPTが逃げ帰ったダンジョンの情報を、収穫を折半という条件で譲ってもらうという導入を入れ。

せっかくなので、最初のPTがデーモンだと誤認していたというフェイクもちょこっと。モンスターのデータはここでほぼ決定。

あとはフォイボスの名前の決定などの細かい調整や演出をして完成、といった流れでした。

 

ラストの塔のギミックは誘導不足でしたねー。でもあの仕掛けを使ってまともに殴り合ったらかえってPTが痛い目にあったかもしれません。リテイク時はあれはカットするか、調整の上であそこを通らないとボス部屋にいけないつくりにするかもしれないです。

 

他のセッションでもそうなんですけど、フォイボスのような、PCたちが会うことのない歴史上の人物を出すのが私は好きなんです。

しかも、その人の本当の人柄や人生は完全にはわからないような、後は想像して楽しんでください、という形で出すのが好みだったり。

実際の歴史でもそうですよね。その人が本当はどういう人だったのか、どういう人生を送ったのか、残っている資料から推測するしかない。その推測が当たっているかどうかは誰にもわからない。

たまたま同名で業績も似たような人が同時代にいたせいで、後世の人は皆、2人の人物の記録を1人のものだと誤解したまま、とかいうこともあるかもしれないですよね。

 

フォイボスがどうなったのかはセッション中ではわかりませんが、PCたちはそれぞれに彼の行く末に思いを抱いてくれたようで、GM冥利につきました。

魔剣も予約がついたし、嬉しいセッションでした。