油性色鉛筆を溶かす実験

月光華亭のキャラシートにつけている絵は色鉛筆を使って塗っています。

ありあわせのもの(ユニとか色辞典とか)を適当に使っていたのですが、4月1日企画時に人物の肌に使ってみて気に入ったので、フランツからはホルべインのものをメインに使用しています。

 

さて、このホルべインアーチスト色鉛筆ですが、油性のみのラインナップになっておりまして、水彩色鉛筆は出ていません。その代わりといってはなんですが、メルツ液という溶剤が出ておりまして、これで溶かせます。

 

ところで、水彩色鉛筆がポピュラーになる前は、油性色鉛筆を溶かす手段といえばテレピンやペトロール(油絵に使う揮発性のオイル)だったわけですが、そういえばやったことないなーと。

 

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というわけで、買ってきました。

クサカベのテレピンです。

 

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でもって、メルツはこちら。

色鉛筆本体のセットを買い込むときに一緒に買ってきました。

成分には「界面活性剤、グリコールエーテル」とあります。

アルコール系なんですね。

 

…………。

 

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カラレスブレンダー(コピックの0番)。

アルコール系ということでこれも試してみたらどうだろうかという、内なる声に従ってみました。

 

使った色鉛筆はこちらです。

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上から、

三菱のペリシア(1本300円くらいする三菱の最上級モデル)

ホルべインアーチスト(現在の主戦力)

サンフォードプリズマカラー(今は名称変更してカリスマカラー。昔のベロールイーグルカラー)

三菱 ユニカラー(文具屋さんでも売ってる定番品)

トンボ 色辞典(同じくもはや定番品)

ダーウェント アーチスト(イギリス製。色揃えが独特)

 

しまった、ポリクロモスも入れときゃよかった。普段使わないので忘れていた……

 

結果はこうでした。

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(クリックして大きくしてね)

ホルべイン×メルツがうまくいくのは当然として、ダーウェントとの相性が良いのが意外です。

あと、カラレスブレンダー割と万能。

メルツは溶けないものはとことん溶けない感じですね。

テレピンは、溶けるというよりぼかすという感じでしょうか。指先ツールのようだ。

 

とりあえず、休日を費やしてこんなことをしていました。

……このテレピンどーしよーかな……(笑)