とうらぶ履修予定はないけど実写映画には興味がある人向け予備知識その2・刀剣男士周り

紅白観ました。アレですね。紅白の世界観がすでにカオスなので刀剣男士くらい何てことなかった……。筋肉とは。むしろ「ソーラン節」とか「まつり」のバックで一応和風を維持している分刀剣男士の方が溶け込んでいたのでは。筋肉とは。

気を取り直して刀剣男士の話をします。

刀剣男士以前の、日本刀としてのデータやエピソードなどは、こちらのサイト(刀剣愛好家の方のサイトですが、刀剣乱舞ファン向けに目次ページを作ってくださっています)をまずお勧めいたします。
さらにご興味のある方はサイト内で紹介されている書籍などにあたられるとよろしいかと。おいでよ調査沼とか資料沼

刀剣男士 - 名刀幻想辞典

  • 日本刀の名前
  • 要チェック用語「近侍」と「極」……と「刀剣破壊」
  • 考えすぎると沼にはまるよ!
  • 山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)
  • 三日月宗近みかづきむねちか)
  • 薬研藤四郎(やげんとうしろう)
  • 骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)
  • へし切長谷部(へしきりはせべ)
  •  日本号(にほんごう)
  • 不動行光(ふどうゆきみつ)
  •  鶯丸(うぐいすまる)

 

日本刀の名前

映画の公式サイトを見ていただくと、「三日月宗近」とか「山姥切国広」とかといった名前が出てきます。
刀剣男士の名前は、そのまま擬人化前の日本刀の名前でもあります。

基本的に、日本刀は作った人(刀工)の名前で呼ばれます。「虎徹長曽祢虎徹)」とか。
師弟や親子で同じ名を継承していたり、同じ産地の刀工グループで同じ名を使って刀を売っていたり(集団ペンネームみたいなものかも?)、あるいは単に偶然同じ名前といったケースもありますので、「●●作っていうけどどの●●よ?」「△世紀◆◆派の●●。○代目の」みたいな情報が大事です。

そこにある刀が誰の作か、というのは刀工本人が銘を切っている場合もありますし、銘がなくても持ち主などが記録を残してあってわかるという場合もあります(まあそれが偽銘や偽書でないかの確認は必要なわけですが)。
また、後世になってからの鑑定で「これは誰それの打った刀です」となることもあります(その辺の権威が「本阿弥家」というお家です。ご興味ある方は検索などしてみてください)。

さて、そのようにして刀は作り手の名で伝わるので同じ名前の刀が何振もあるものなのです。これに代々の持ち主などの情報が加われば、個体を特定できる(こともある)わけです。
そして刀工名とは別に、たとえば何かすごいものを斬ったとか、使い手が有名人であるとか、見た目が特徴的であるとか、何かしらの理由でニックネームがつくことがあります。これが「号(ごう)」です。

  • 槍の刃の先にとまったトンボが切れちゃったので「蜻蛉切」とか
  • 来国俊(らいくにとし)の短刀で、愛染明王が彫ってあるから「愛染国俊」とか

ただ、世の人が文句なく名刀と認めるような刀でも、号がつく機会がなければ刀工名のままです。映画に出てくる刀剣男士は八人とも号を持っていますが、ゲーム内にも、号を持っていない刀の刀剣男士はいます。

 

ここからはゲームやキャラクターについてになります。
最初の記事にも書きましたが、とうらぶ履修予定はない人向けですのでネタバレは考慮しません。

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とうらぶ履修予定はないけど実写映画には興味がある人向け予備知識その1・世界観とか

先の記事

ambrosia.hateblo.jp

の観劇時。

私「『ヤマコー出るし観に行きたいけどとうらぶ全然知らない』って人向けの解説記事書いたら需要あると思います?」
夏時雨氏「あるんじゃね?」

というわけでちょこっと書いてみようと思います。
ただ私自身も

  • ゲームはサービス開始とほぼ同時に始めた最古参
  • ずっと中断せずに続けているので、ゲーム関連の事態の推移はわりと知ってる
  • ただし、アニメ(2系統あります)はどっちも見てない
  • 舞台(こちらも2系統あります)もフォローしてない
  • 考察とか二次創作とか大好きなのでたまに妄想が暴走する

という微妙さなので、あくまで

「とうけんらんぶってゲームらしいけどよく知らない……擬人化……?」くらいの方が、
「映画館の大スクリーンで謎のイケメンが乱舞していてもとりあえずそういうもんだと思って観続けられる」
程度の予備知識、ということでお願いいたします。

なお、書いてみたらむちゃくちゃ長くなったので、「どういう設定のゲームなのか、刀剣男士って何なのかといった世界観部分」と「登場予定の刀剣男士の紹介」の2記事に分けたいと思います。こちらは世界観の方。

 

謎のイケメンが乱舞している映画の公式はこちら

touken-movie2019.jp

  ゲーム公式ページはこちら
刀剣乱舞-ONLINE- - オンラインゲーム - DMM GAMES

ウィキペディアの記事も、世界観の理解には役立つと思います。
刀剣乱舞 - Wikipedia

また、こちらは有志によるWikiですが、各刀剣男士のページに日本刀としての紹介なども載っていますので、お役にたつかもしれません。
(プレイヤー向けなのでネタバレ注意)
刀剣乱舞ONLINE(とうらぶ) Wiki*

 

なお、この紹介記事は「とうらぶ履修予定はない」方向けですので、上記のWiki同様、ゲーム内のネタバレは普通に存在します。
あと今わたし酔ってるので多少暴走する可能性はある。
そこのところは各自よろしくどうぞ。

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オギーは常にオギー。OSK日本歌劇団『円卓の騎士』観てきましたよ

少し前、「あなたの四神知識はどこから?」というのが話題になっておりましたが、「あなたの『円卓の騎士』はどこから?」というのもなかなか盛り上がる話題じゃないでしょうか。「私は型月から」って回答が多そうな気もしますが。

 

というわけで、

つくば時代のバイトの先輩で舞台系オタ友である夏時雨さんの御誘いで、元宝塚歌劇団所属の荻田浩一氏が作・演出されたOSK日本歌劇団『円卓の騎士』を観てきましたよ。以下ネタバレ御免。

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引っ越してきたので改めて&書道始めました。

fc2からはてなに引っ越してきました。画像は今のところfc2からのリンクですけれどもおいおい直します。直さないで記事ごと消すかもですが、まあ。

 そして「手習い」カテゴリを新設いたしました。

半年ほど前に書道を始めまして、もちろん書いたものはまだまだ人にお見せできないレベルなのでお見せできません(笑)が、道具のこととか練習のことを記録しておきたいと思います。

もう20年やってますとか、すでに会を主催して生徒さんに教えてます、とかそういった方から見れば実に片腹痛いものでしょうが、初心者なりの考え方や試行錯誤の後を残しておくのも悪くないかと思った次第。

 

 

 

銀河英雄伝説@TAKARADUKAを観てきたついでにだらだらと語る(2)

えー。さすがにパンフの中身までアップするのはどうかと思うので、まずは公式サイトへ行ってみてください。

そして「キャスト・スタッフ」から主要な役と演者さんの写真をご覧ください。

以降はネタバレありなので、一応続きは隠しますよー。

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銀河英雄伝説@TAKARADUKAを観てきたついでにだらだらと語る(1)

まあとりあえずこれを見てくれ。

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左は私が一番熱心に「通って」いた時期の公演パンフレット。あ、これは東京公演のね。当時はつくば民だったので。

真中は2009年の宝塚大劇場公演。ファンだった香寿たつきさんの色悪がどうしても観たくて、でも東京には来ない公演だとわかっていたので西へ特攻したときのもの。

右はわかりますね。10/8まで公演中の銀河英雄伝説@TAKARADUKAでございます。

左のはなんと500円、しかも権利関係問題ないお芝居なら脚本まで載っているという太っ腹なお品でした。

それが1000円になったうえ、表紙にスターさんの写真もなく(中の写真も減った)、小難しい関係者コメントだけ増えたという……よくなったのは紙質だけですよホント。

さすがに不評だったのでしょう(あたりまえ)、最近は写真は復活しました。

500円時代を知ってる私にしてみりゃ言いたいことはたくさんあるんですけどね。……下級生までカラーで載るから出演者の父兄には評判いいのかもしれんが……ごにょごにょ。

まあそれでも、他の……たとえば同じ銀英伝の他の舞台化作品などを観ている人から見れば垂涎の豪華さなんだそうです。私はあんまりグッズ系は買わない人なんですが、出演者さんのブロマイドなんかもいっぱいありますからね!

のっけから初心者さんをどん引かせつつ、だらだらと何回か語るよ!

油性色鉛筆を溶かす実験

月光華亭のキャラシートにつけている絵は色鉛筆を使って塗っています。

ありあわせのもの(ユニとか色辞典とか)を適当に使っていたのですが、4月1日企画時に人物の肌に使ってみて気に入ったので、フランツからはホルべインのものをメインに使用しています。

 

さて、このホルべインアーチスト色鉛筆ですが、油性のみのラインナップになっておりまして、水彩色鉛筆は出ていません。その代わりといってはなんですが、メルツ液という溶剤が出ておりまして、これで溶かせます。

 

ところで、水彩色鉛筆がポピュラーになる前は、油性色鉛筆を溶かす手段といえばテレピンやペトロール(油絵に使う揮発性のオイル)だったわけですが、そういえばやったことないなーと。

 

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というわけで、買ってきました。

クサカベのテレピンです。

 

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でもって、メルツはこちら。

色鉛筆本体のセットを買い込むときに一緒に買ってきました。

成分には「界面活性剤、グリコールエーテル」とあります。

アルコール系なんですね。

 

…………。

 

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カラレスブレンダー(コピックの0番)。

アルコール系ということでこれも試してみたらどうだろうかという、内なる声に従ってみました。

 

使った色鉛筆はこちらです。

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上から、

三菱のペリシア(1本300円くらいする三菱の最上級モデル)

ホルべインアーチスト(現在の主戦力)

サンフォードプリズマカラー(今は名称変更してカリスマカラー。昔のベロールイーグルカラー)

三菱 ユニカラー(文具屋さんでも売ってる定番品)

トンボ 色辞典(同じくもはや定番品)

ダーウェント アーチスト(イギリス製。色揃えが独特)

 

しまった、ポリクロモスも入れときゃよかった。普段使わないので忘れていた……

 

結果はこうでした。

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(クリックして大きくしてね)

ホルべイン×メルツがうまくいくのは当然として、ダーウェントとの相性が良いのが意外です。

あと、カラレスブレンダー割と万能。

メルツは溶けないものはとことん溶けない感じですね。

テレピンは、溶けるというよりぼかすという感じでしょうか。指先ツールのようだ。

 

とりあえず、休日を費やしてこんなことをしていました。

……このテレピンどーしよーかな……(笑)